TREATの箱山です。
4月に行われたチャレンジ富士五湖ウルトラマラソンの5LAKES 118kmに出場しました。
今回のレースに向けたこれまでの取り組みはこちらのブログからご覧ください。
今回はデータとレース中のエネルギー補給の観点からレースを振り返っていきます。
データから見る富士五湖ウルトラマラソンの結果
まずは結果ですが、公式タイムは12時間2分56秒、順位は5LAKESの部で32位でした。
今回は目標タイムなどはあえて決めずにおおよそ1キロあたり6分くらいのペースで走っていきたいということを考えていたため、ほぼ予定通りの結果となりました。
エイドや信号待ちといった止まっている時間も含まれているため、ばらつきはありますがデータをみていったときに最後まで大きく崩れることなく走り切れました。
以下にそれぞれのデータを載せています。
(10kmごとの各種アベレージデータ)
※Effort Paceについてはこちらをご覧ください。
(ペースのグラフ)
(HRのグラフ)
(Powerのグラフ)
(標高差のグラフ)
エネルギー補給に目的を持って出場
今回のレースでの大きな目的はエネルギーを補給しながら走り、最後まで安定して走るということを自分の中で決めていました。
その中でここまで取り組んできたエネルギー代謝の部分でどのくらい効果がみられるのか、今までの自分との比較をしながら走りたいと考えていました。
補給の戦略としては、
・40分ごとにエネルギージェル(100kcal)を摂る。
・エイドにある固形物を食べながら走る。
・ミネラルはあらかじめ準備していた水に溶かすタイプのもので摂る。
ということを考えていました。
ここで誤算だったことは、当日気温が上がったことによってエイドの固形物を食べられなかったことと前半から想定よりも心拍が高い状態だったのでレース中のエネルギー補給によっては、後半エネルギー切れを起こして潰れてしまうのではないかと心配していました。
普段は固形物も摂りながら走るのですが、暑さに身体が慣れていないことを考えたときに胃腸トラブルにつながりそうだと判断して避けることにしました。
よってエネルギー補給に関しては自分で準備していたジェルのみで走りました。
今回はメインレースではなかったので、心拍もコントロールすることなくいけるところまでいくということにしました。
結果的に最後まで胃腸トラブルを起こすことなく走ることができ、エネルギー切れになったという感覚もなかったのでよかったです。
レース中に消費したであろうカロリーと、摂取したカロリーを想定していったときにギリギリのところで走っていたことがわかりました。
少しでも胃腸トラブルを起こしたりしていたとしてエネルギーを摂取できない状態になっていたら最後まで走り切ることができていなかったと思います。
心拍も最後まで想定よりも高い水準で推移していました。
エネルギーを摂り続けながら走れたことが今回は大きかったと思います。
標高差のグラフを見てもわかるようにところどころでアップダウンのあるコースでした。
特に登りでは歩いてしまう選手が多く見られましたが、自分は最後まで上り坂を歩くことなく走り切ることができました。
今回、補給トラブルがなく走り切れたことはこれまでに取り組んできたことがつながったと思います。
今までだと走りながらエネルギー供給が追いついていないと感じることがあり、出力が落ちてしまうことがありましたが今回はそういった感覚が無く走り切ることができたことが自分にとっては大きな収穫となりました。
これからの目標に向けて
今後は秋にトレイルランニングのロングレースを予定しています。
そこに向けて今回のレースでうまくいったと感じたエネルギー補給についてさらに良くしていけるように取り組んでいきたいです。
また、今回のレースで明らかとなったのはトレイルランのロングレースを走るためのベースとなる走力が必要だということです。
レースまでは6か月近くトレーニング期間を設けることができるので、今回感じた課題については今後取り組んでいくつもりです。
今回はウルトラマラソンに出場する中でエネルギー補給に目的を持って走りました。
色々なレースに出場すると思いますが、タイムや順位にこだわるだけでなくレースでしかできないこと、試せることもあると思います。
メインレースでないレースではメインレースに向けたトレーニングだと思ってレースの中で色々と取り組んでみてもいいと思います。
秋のレースに向けての取り組みは今後も発信していく予定です。
ぜひそちらもご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。