TREATの箱山です。
前回のブログでもご紹介しましたが、11月18〜19日に行われた「第9回 Fun Trails Round 秩父&奥武蔵 100K/30K」に出場しました。
今回のブログは、レースの振り返りになります。
2戦目のトレイルレース
自分にとっては2022年のOSJ KOUMI100に続いてこれが2回目のトレイルレースとなりました。
(KOUMI100のブログはこちらからご覧になれます。)
前回のレースというのは周回レースだったため、ワンウェイでトレイル率の高いレースというのは今回が初めてでした。
簡単にレースの概要をご説明すると、
距離:105km(トレイル率約80%)
累積標高:6,831m
制限時間:31時間
というレースで、秩父をスタートし、秩父・奥武蔵の山々を繋いで再び秩父に戻ってくるというルートです。
レースプランと目標タイム
まず目標タイムですが、22時間を設定しました。
トレーニング開始当初は、18時間台という目標を立てていましたが、9月に怪我をしてからトレーニングの消化不良が続き、目標を下方修正しました。
目標タイムは設定していましたが、あくまで2回目のレースを完走することを最低限の目標として臨みました。
今回は、TREAT TRAIL RUNNING CLUBのメンバーも多く参加していることもあって、レース前から盛り上がっていました。
レース結果と振り返り
結果は目標の22時間以内でフィニッシュすることができました。
以下は、各エイド間のタイムとエイドタイム、設定タイムとの差を載せています。
(各エイドごとの区間タイムとエイドタイム)
ここからは、レースを大きく分けて序盤(S〜A4)・中盤(A4〜A7)・終盤(A7〜F)に分けて振り返っていきます。
序盤(S〜A4 名栗河川広場)
序盤はまだ周りにランナーも多く、まとまって走っているため自然とペースが速くなりがちです。僕もその流れに乗り、序盤は設定タイムよりも早い区間が多くなりました。
振り返ると、序盤はもう少し抑えても良かったなと思います。
A4までの平均心拍数を見ると151bpmとロングレースで考えるともう10bpmくらい抑えて入りたいところでした。
ただ、主観的には身体も軽く無理なく余裕を持って走れているというイメージでした。
エイドも水分を補給するだけで、固形物などは摂らず自分で持っていたジェルで常に補給していました。
(1回目の子の権現)
中盤(A4〜A7 長念寺)
A4を出ると、ゴンジリ峠に向かう長い長い急登があります。
(ゴンジリ峠までのひたすら続く登りと木の根)
この時点では、まだ周りに合わせて淡々と進めていました。
ゴンジリ峠まで登ると、そこからは黒山を通過し小沢峠まで降り基調のトレイルが続きます。
ここでは稜線上で冷たい風が強く吹いていました。
動けていたので寒さをあまり感じていませんでしたが、振り返ればここで体温を奪われエネルギーを消耗していたと思います。
下りもあまり速度が出せず、後ろからくるランナーに追い越される場面が多くなりました。
その後、A5でドロップバックを受け取りTシャツを着替えたり夜に向けてライトを装着したりしました。
A5に到着した時点で少しエネルギーが回っていない感覚があったので、エイドで豚汁と炊き込みご飯をいただきました。
温かいものを入れることで少し身体も温まっている感覚があり、寒さを感じていたのでここからはエイドでしっかり補給しようと決めました。
A5からA7までは大きく山を超えていく形になりますが、ここではかなりペースダウンし、上りも今までのペースで登れなくなってきていました。
終盤(A7〜Finish)
A7まででかなりペースダウンしていたので、そこからは歩きに切り替え運動強度を下げてエネルギーの消費を抑え、少しでも足への負担も少なくなるように足を進めました。
A7からは残り30km強ありましたが、強度を抑えて補給さえできれば完走できる見通しはできていました。
A8までの登りをなんとか耐え、エイドでおでんといなり寿司、フルーツポンチなどいただき、胃にできるだけ固形物を入れました。
A8からA9までのコースはロードとトレイルを交互に行き来しながら進んでいくのですが、そこでも走らず歩きで強度を落として進めていました。
徐々に身体が熱を持って動き出すのを感じ、そこまでの疲労感も少し軽減しているような感覚もありました。
最終エイドのA9 県民の森からは下り基調のトレイルとロードでゴールに向かっていくのですが、そこでもう一度プッシュしようと思いペースを上げていきました。
結果的に中盤から終盤にかけてペースダウンした分を取り返す形で目標の22時間以内でのフィニッシュができました。
まとめ
・序盤はもう少し抑えて入るべきだった。
・中盤からの寒さ対策がより必要だった。
・ペースダウンしてから冷静に対応できたことで、終盤に再びペースアップできた。
今回のレースは、苦しいレースになるだろうというのは想定していたので、中盤でペースが落ち始めた時にも冷静に運動強度を下げて、エイドでは固形物を積極的に摂るようにするなど対応できました。
冷静に判断できたことで終盤にもう一度ペースを上げることにつながりました。
本来の目標からは下方修正した目標ではありましたが、その目標を達成できたことで自信にもつながりました。
今後どんなトレイルレースに出場するかはまだ未定ですが、今回のレース中に冷静に対応できたことは次回にもつながっていくと思いました。
次の目標
次の目標ですが、来年3月にマラソンを予定しています。
そこに向けてまたトレーニングを再開していくので、そちらの様子もブログを通してお伝えできればと思っています。
ぜひご覧になっていただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。