TREATの箱山です。
以前のスタッフブログでも書いていましたが、10月9・10日に長野県小海町で行われたOSJ KOUMI100 2022 に出場しました。
今回のブログはそのレースの振り返りとなります。
OSJ KOUMI100について
KOUMI100は1周35km 累積標高約1500mのコースを5周回する100マイルレースです。
(COROSより)
スタート地点のエイドは各自のテントもしくは自家用車というところもポイントです。
周回レースで厳しいコンディションになることが多く過去の大会の完走率は、
2021年:62.6%
2020年:28%
2018年:31%
2017年:45%
2016年:34%
となっています。
2021年は好天に恵まれコンディションが良かったことから、完走率が例年に比べて高くなりました。しかし30%を切る年があったりと距離や累積標高だけではないこのレースの厳しさがあることがわかると思います。
2022年の完走率は31%だったようです。
3周目に入るあたりから雨が降り続け、夜間は気温が10度を下回ったりと雨に加えて低い気温によって体温を奪われて苦戦するランナーが多かったようです。
レースプランについて
僕はこのレースに出場するにあたって、試走を2回行いコースの特徴を自らの足で確認しました。
初めて走った時には聞いていた通りの走れるコースという印象。
初めの林道も第1エイドから稲子湯までのロードも復路の林道も走ろうと思えば走れてしまう。トップ選手はここを全部走るんだろうなと思いながら走っていました。
もちろん自分にはそこを走り切れる脚ができているわけでもなく、100マイルの経験も無いため冷静に自身の目標のタイムを考えていきました。
KOUMI100のコースは往路と復路で同じエイドを通過するため区間ごとのタイムも設定し、走りながら目標タイムと比較しながら走りました。
(実際に計画したタイムチャート)
周回コースの良いところとしては時間管理がしやすいこと、コースの特徴からペース配分がしやすいと考えていました。
今回、区間ごとの時間を設定するのに加えてコースの中で走る区間とウォークの区間を決めて出場しました。
後半は疲労によってペースは落ちると考えていましたが、あらかじめ走る区間とウォーク区間を決めておくことで一定のリズムで淡々とレースを進めていきたいと考えていました。
結果的に後半は走りたい区間で走れなくたってしまったところもありましたが、あらかじめ決めておいたことで気持ち的にも動き的にも切り替えるポイントがあることで後半までうまく走ることができました。
想定内の1・2周目
ここから周回毎にレースを振り返っていきます。
スタート時の天候は曇り、気温はそこまで寒く感じない程度でした。
前日は19時には就寝することができ、寝不足なども特に感じずスタート地点に立つことができていました。
100マイルという自分にとっては未知の挑戦にワクワクした気持ちで5時のスタートを待っていました。
事前に聞いている話でも、1周目は周りがかなり速く入るのでつられないように自分のペースを守ることが大事。ということを聞いていたので絶対に速くなりすぎないようにと自分に言い聞かせていました。
やはりスタートから第1エイドまでの林道を周りはどんどん走りながら登っていきます。自分は初めの林道は走れるけど登っているところはウォーク、後半のなだらかになってきたところは走るという計画でいたので焦らず歩いて登っていきました。
心拍を見ていてもスタート時の興奮からかいつもより高くなっていたので自分を落ち着かせながら登っていきました。
1周目は周りにもランナーがまだ多くいるので、速くなりすぎないように気をつけながらある程度リズムを周りと合わせていきながら進んでいきました。
各ポイントをほぼ計画通りのタイムで通過し、余裕を持って1周目を終えました。
1周目は自家用車のエイドに寄らずにそのまま2周目をスタートしたため、トータルタイムは計画よりも30分ほど速く1周目を終え2周目をスタートしました。
体感的にはまだまだ余裕があり、このくらいの努力感でいければ良いなと考えていました。
1周目 4時間59分 (予定:5時間29分)
2周目もまだまだ動きは軽快で登りも力強く登れている感じがしました。
ニュウのトレイル区間が少し予定よりも遅れていましたが、途中で5、6人のパックになって進んでおり、そのペースに合わせて進んでいたためまだまだ想定内という感じでした。
特にきついと感じることもなく淡々と進めていた気がします。
状況に変化があったのは2周目の第4エイドを通過してスタート地点までの林道を進んでいた時でした。
空が暗くなり始めポツポツと雨が降り始めました。
まだこの時は14時頃だったと思います。
夕方以降から雨になる予報ではありましたが、降り始めが思ったよりも早くなっていました。
過去の大会からも雨によってレース状況が大きく変わったり、コースのサーフェスが悪くなっていくことは予想できました。
ただ実際に状況が悪くなったコースを走っていなかったためそこでどれくらいのロスになるのかまでは予想ができませんでした。
色々とこれからのことを考えながら2周目を終えてエイドに戻ってきました。
3周目は夜間パートに入っていくためここでライト類、雨が降り始めていたので防寒対策をしてレインに着替えて準備しました。
ここまでで70km程度でしたが、補給も計画通り取れていたのでほぼほぼ予定通りで3周目をスタートしました。
2周目 5時間39分 (予定:5時間49分)
長くなってしまうため、前半はここまでにします!
後半も読んでいただけると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。