TREATの箱山です。
先日、今年一つの目標にしていたマラソンに出場しました。
今回はそのレースの振り返りと移行期について書いていきます。
レースの振り返り
今回のレースは途中で足を進めることができなくなり、結果としてはDNFという形になりました。
前回のブログでも書いたように昨年の10月からこのレースに向けて準備を進めてきていたので非常に悔しい結果となりました。
しかし、客観的なデータを振り返っていくと、今回の結果につながるような要因はあったと思っています。
主な要因として挙げたのは、
・運動強度が高く、エネルギーを多く消費していた。
・ポイントとなるトレーニングを数回パスしていた。
客観的なデータで見ていくと、レース前に行った距離走とレース当日の心拍数では平均して5〜10拍程度高く出ていました。
レース当日は高揚感から運動強度が高くなっていることを見落として主観的な感覚で走っていました。
その結果、多くのエネルギーを消費したことで補給でも追いつかずにエネルギー切れを起こしたと考えました。
心拍数など客観的なデータを見ながら、その運動強度が自分の目標タイムに届いていなくともペースを落として対応するべきだったと思っています。
自分のこれくらいで走りたいというタイムと、客観的にデータを見ていった時に走れるタイムは違うということ、そのギャップを埋めるためにトレーニングが必要だということ、主観的な感覚を大事にしつつ客観的なデータを活用していくことが大切だと学びました。
また、レースまでのトレーニングの過程で予定していたトレーニングをパスしていたので、そこで目標を修正する判断も必要でした。目標にこだわるあまり自分を冷静に自己分析できていなかったと思います。
COROSのウェブサイトではデータを細かく振り返りができるためレースを客観的に振り返ることができました。
レース前のトレーニングから考えると170拍/分前後で走る予定でした
トレイルのロングレースのために取り組んできたマラソンだったので、ここからは切り替えてトレイルのトレーニングに入っていきますが、今回の振り返りを踏まえてこれからのトレーニングに活かしていこうと思います。
移行期を経て次のトレーニングフェーズへ
レースが悔しい結果に終わった時などはすぐに次の目標に向けてトレーニングをしなければ!という気持ちになるかもしれません。
しかし、レースでの疲労が回復していない状態ですぐに強度の高いトレーニングを再開していくとケガにつながったり、レース後の疲労状態が長く続いてしまう可能性があります。
また、フルマラソンのような長時間動き続けるレースでは、筋肉だけでなく内臓なども疲労しています。
レース後には身体を休める意味でも移行期というのを設けています。
この期間はレースの距離や特性によっても異なってくると思います。
僕の場合、今回は2週間程度と考えています。
その間、全く走らないということではありませんが強度の高いトレーニングのボリュームは少なくします。
そして移行期を経て前回のブログでも書いたピリオダイゼーションのメゾサイクルのフェーズ1から次の目標に向けてのトレーニングを再開していきます。
次のレースまでのトレーニング期間が十分に取れなかったり、同じようなレースに出場する場合はフェーズ2から始めることもあるかもしれません。
僕の場合はマラソンからトレイルのロングに移行していくので、もう一度脂質代謝を高めていく部分からベースを作っていこうと考えているのでトレーニング期間をしっかり設けてフェーズ1から再開していきます。
トレーニングを再開していく時もいきなり負荷を上げすぎないようにトレーニングを組んでいきます。
身体を休めてレースの疲労を抜いていくという目的の他にも、今回の目標レースまでのトレーニングの過程やレース当日のことを振り返っていく期間でもあります。
次のトレーニングを組み立てていく時に今回のレースを振り返っての改善点を活かしていくことで同じ失敗を防いでいくことができると思います。
ノートなどに書き出しておくと後から振り返りやすいかもしれませんね!
僕の場合、今回のレースの振り返りをした時に次回につながる反省点もあったのでこの移行期で分析をして次に繋げていくことが大切だと思います。
思ったような結果が出なかった時はなんでダメだったのだろうと振り返りをすると思いますが、良かった時にもなぜ良かったのかを振り返ることでそこからさらにステップアップしていける材料になると思います。
移行期というのは身体を休めることとそこまでの過程を振り返って次の目標に活かしていくための期間にできると良いですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。