TREATの箱山です。
前回までのブログではレースのこと、トレーニングの運動強度の指標のことについて書いていきました。
今回はレースに向けてトレーニングしていく際にどんなことを考えながら実践しているのか、そのトレーニング計画についての内容になります。
マラソンに向けたトレーニング計画
はじめのブログで今年の目標の一つにマラソンに出場することであると書きました。
いよいよ4月に目標であったマラソンに出場します。
目標は自己ベスト更新です。
このマラソンで弾みをつけて秋のトレイルレースにつなげていきたいです。
レースの結果はまたブログでご報告させていただきます。
このマラソンに向けて昨年の10月からピリオダイゼーションを考えながらトレーニング計画をたてて実践してきました。
ピリオダイゼーションとは、一定期間を期分けして目標に向けてパフォーマンスのピークを合わせるようにトレーニングのプログラムを組むことです。
ピリオダイゼーションには4〜6ヶ月のマクロサイクル、4週間程度のメゾサイクル、1週間〜10日程度のミクロサイクルといったトレーニング周期があります。
僕は年間計画をたてていく際にこのマクロサイクルにあたる4〜6ヶ月に狙ったレースを入れるようにしています。
さらにマクロサイクル内のメゾサイクルをトレーニングの目的ごとそれぞれのフェーズに分けていき、トレーニングを計画しています。
それぞれのフェーズでは強化したい部分にフォーカスしたトレーニングを行い、レースに近いフェーズではテーパリングを行い本番でパフォーマンスを発揮できるように準備していきます。
ピリオダイゼーションによってトレーニングを期ごとに分けてトレーニングをしていくという流れを掴めていれば年間計画をたてていった時におおまかにどの時期にはどういったトレーニングをすれば良いかがおのずとわかってくるはずです。
年間計画で目標のレースが決まったら、ピリオダイゼーションを考えていきながらレースまでのトレーニング計画をたてていきます。
マラソンまでのトレーニング計画で大まかなフェーズ分けは下の図のような形です。
僕自身、マラソンに向けて計画したトレーニングを100%消化できてきたかと言うとそうではありません。
計画を立てることが大切と説明してきましたが、その時の身体状態によってトレーニングを臨機応変に変更したりすることも同じように大切ということがわかりました。
しかし、トレーニング計画があることで自分がやるべきことがはっきりしてくるので迷うこともありませんし、トレーニングを続けていくモチベーションに繋がっていくことは確かです。
ランニングクラブでの実践
TREATが運営しているランニングクラブでは一年を前期、後期に分けてそれぞれトレーニングの期分けを行い、練習会ではポイントとなるトレーニングを主に実施しています。
ランニングにおいてそれぞれのフェーズで行うトレーニングにはどんな目的があるのか、レースに向けてはどんなトレーニングが必要なのか、トレイルランニングにおいてトレーニングはどうしていけばいいのかを一年を通して学んでいただいています。
トレーニングの組み方や大まかな流れを理解し、目標とするレースに向けて自分自身でトレーニングを組んでいき、狙ったパフォーマンスを発揮できるようにすることを目標としています。
年間計画で目標レースが決まったらまずはトレーニングの計画を立てるところから始めてみてください。
みなさまのトレーニング計画のヒントになれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。