【スタッフブログ】〜Vol.9〜OSJ KOUMI100 2022に出場しました! 〜後編〜

TREATの箱山です。

前回のブログでは、10月に出場したOSJ KOUMI100の2周目までを振り返りました。

(前編のブログはこちら)

後編では3周目以降、初めての100マイルについて振り返っていこうと思います。

(5周目に向かう直前、最後の自家用車エイドにて)

夜間パート、我慢の3・4周目

3周目に入り、夜間パートに入りました。

今回、ヘッドライトに加えてウエストにもライトをつけて足元を照らすようにしました。トレイルの下りではこれが特にハマり、足元を常に照らしながら進行方向をライトで照らすことができたのでストレスなく走ることができました。

夜になるにつれて雨が強くなり、ニュウのトレイルや林道がこれまでとは全く違う顔となっていました。

特にニュウのトレイルの下りで時間を取られてしまい、予定を大きく超えてしまいました。

ここはテクニカルな下りに対して苦手意識があることに加えて、ウェットなコンディションでの経験不足が出ていたと考えています。

第4エイドからスタート地点までの約4kmの林道も同じくウェットなコンディションで2周目までのように走れなくなっていました。正直、トレイルでの遅れはこの区間で巻き返そうと考えていたのでこれにはメンタルが少しやられました、、

3周目は予定よりも少し遅れていましたが、ここまでのトータルではまだまだ目標タイムを狙えるくらいではきていました。

3周目 6時間38分 (予定:6時間07分)

3周目が終わった時点で現在のペース、コースのコンディションを考えた時に目標タイムを達成できる可能性は低くなっていることを感じていました。

このまま攻めるよりも初めての100マイルを確実に完走するということにここで目標を切り替えました。

ロードと林道の走れるところはなるべく走る、疲労と眠気から判断能力が低下しているためトレイルでケガをする可能性もあることを考えてニュウのトレイル区間はセーフティにいこうと考えていました。

カフェインピルを飲んだことで強烈な眠気は感じませんでしたが、さすがに100kmを超えてきているため疲労感がみられていました。

実際、この4周目が体感的にも精神的にも一番長くキツかったです。

スタートから第1エイドまでの約8kmの林道は全く走れず全部歩き通しました。

ニュウの下りは3周目よりも状態はさらに悪くなっており、時間がかなりかかってしまいました。

ただ、登りを一定のペースで歩く練習を今回重視していたこともあり、ロードやトレイルでの登りはかなりプッシュできた印象でした。

トップ選手であれば登りも走ると思いますが、自分のようなレベルだと登りでもリズムを崩さず歩けるようにするというのはポイントになるのではないかと思いました。

テクニカルなトレイルの下りに苦手意識があったため(実際に下りでかなりパスされました)、得意だと思っている登りの練習を頑張ることでカバーしようと思っていました。

コンディションが悪いとしても目標タイムを達成していくとなると、足りていない部分のトレーニングを増やしていかないといけないと思いました。

今後はロングトレイルの巡航速度を上げていくこと、テクニカルなトレイルの下りに対しての苦手意識をなくしていくことを課題にトレーニングしていきたいです。

結果、4周目は3周目よりも1時間近くオーバーしてしまい目標タイムからは大きく外れることとなりました。

4周目を終える頃には夜も明け、一晩中降り続いた雨も止んでいました。

4周目 7時間37分 (予定:6時間21分)

ウイニングラン?の5周目

ようやく5周目まできました。ここまでで約25時間、練習でも24時間までしか動き続けたことがなかったのでここからは未知の時間です。距離も4周で140km、すでに最長距離を上回っていました。

5周目はとにかくゴールに戻ってくるということだけを考えていましたが、そう簡単にゴールさせてもらえるわけがありません。

4周目から気になり始めていた両足関節の前側の痛みが強くなり、下りが全く走れなくなっていました。タイムを縮めることのできるロード区間の下りで走れなくなってしまったことで厳しい状況になりました。

苦手な下りでブレーキをかけすぎてしまい、脛の前側に負担がかかっているなと理解はしていましたが、伸ばしても良くなるわけでもないのでとにかく足を前に進めるしかないと思っていました。

ケガではないことは理解していたのでリタイアするということは考えなかったですが、痛みを感じ始めると今まで走っていたコースもなんだか長く感じました。

登っても登っても第1エイドが見えてこなかったり、ニュウのトレイルの下りは永遠に終わらないのではないかと思うほど長く感じました。

よく5周目はウイニングランだと聞きますが、もっと元気だったら楽しめたのかな?と思います。

それでも各エイド、分岐点のボランティアの方にお礼を伝えながら最後のフィニッシュに向かって走りました。

5周目には天気も回復し、快晴の中KOUMI100のフィニッシュラインを踏むことができました。

5周目 7時間38分 (予定:6時間14分)

初めての100マイルを振り返って

今回、KOUMI100に出場するにあたって目標タイムこそ設定していましたが、あくまで目標は完走することでした。

まずはレースを完走することができホッとしています。

想像していたよりもキツく楽しい100マイルでした。

想定していないことが起きることもその時はキツかったり苦しい感情でしたが、レースが終わって時間が経ってくるとそれも含めて楽しかったなと振り返ることができます。

経験を積んでいってあらゆることに対応ができるようになって行った時に自分はどんな走りができるのかを想像するとわくわくする気持ちです。

KOUMI100のコースは選手同士のすれ違いも多く、声をかけ合いながら励まし合って走ることができるのですごく力になりました。

また、現地に応援に駆けつけてくださった方もいて元気をもらい最後まで頑張ることができました。

今回、地元でのレースということもあってレースにかける思いも他のレースと比べてもあったと思います。

3年間通っていた高校は会場から1時間ほどの場所にあります。

毎日、八ヶ岳を眺めていたのを覚えています。

そんな場所で自身のチャレンジとして臨んだレースでした。

初めての100マイルがKOUMI100で良かったと思います。

来年以降このレースに出場するかどうかはまだ決めていませんが、またチャンスがあれば今度は目標タイムを達成できるように攻める走りができるようトレーニングしていきたいと思います。

(一緒に出場したTTRCの皆さんとスタート前に)

最後まで読んでいただきありがとうございました!

また次のチャレンジに向けて頑張っていきます。

スタッフブログも随時更新していきますので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

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