前回のブログでは、インターバルトレーニングの基本的なポイントについてご説明しました。
今回のブログではインターバルトレーニングを行う際に考えるトレーニング変数についてご説明していきます。
インターバルトレーニングの変数
前回、インターバルトレーニングは一定の速いペースで走る疾走時間とその間の休息時間(リカバリー)を繰り返すトレーニングとご説明しました。
インターバルトレーニングを行う際には、トレーニングの内容や強度を設定していくためのいくつかの変数があります。
主なトレーニング変数は以下の6つになります。
・疾走時間or疾走距離
・疾走スピード(設定タイム、ペース)
・疾走頻度(インターバルの本数、セット数)
・休息時間(リカバリー時間)
・休息方法(ジョグorウォークor完全休息)
これらの変数をそれぞれ設定していくことによってインターバルトレーニングの強度が決まっていきます。
この中で疾走距離や疾走時間が短いものはショートインターバル、長いものをロングインターバル、その中間をミドルインターバルと分類されると言われています。
前回のブログで取り上げた乳酸処理能力の向上は主にミドル〜ロングインターバルで得られるとされています。
目的や目標によって強度を設定する
ここまでインターバルトレーニングにおける変数についてご説明してきました。
これらの変数を自分が狙っているレースや目的によって変化させていく必要があります。
出場するレースが5000mのトラックレースなのか、マラソンなのかによっても変化していきますし、レースまでの期間を考えた時に今がどのフェーズなのかによってもトレーニング内容は変化させていく必要があります。
例えば、レースから離れた時期に行うインターバルはリカバリー時間を長めに取ったり、リカバリーの運動強度を低いものに設定したりします。
そこからレースが近づいてくるにつれてよりレースに近い状況でトレーニングしていくために、リカバリー時間を短くしていったり、リカバリーの運動強度も以前より高く設定していきます。例えばウォークで繋いでいたものをジョグにする、などです。
こうして幾つかのトレーニング変数をコントロールしていくことで同じインターバルトレーニングでも変化に富んだトレーニングを行うことができます。
ご自身のトレーニングも今一度、見直してみてください!
TREATで運営しているTREAT TRAIL RUNNING CLUBではピリオダイゼーションによる期分けによって様々なインターバルを行っています。
また、主な出場レースがトレイルランニングのため平地だけでなく起伏のあるコースでインターバルを行うこともあります。
トレイルランニングを始めてみたい方や、レースまでの期間でどの時期にどんなトレーニングを行えばいいのか知りたいという方に向けて1年間を通して学べるようになっています。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。