こんにちは、TREATの矢田大こと、むーちょです。

最近、趣味でランニングをしている方の中にも、「トレーニングをしてみたい！」という方が増えています。

そこでよくいただく質問が、

という質問です。

結論から言うと、

この質問の裏には、大きな誤解があるなと感じます。

それは、トレーニングする＝筋肉モリモリになるという誤解です！

もちろんトレーニングの仕方によっては、筋肉がムキムキになることもありますし、速く走る練習をしなければ身体が重くなって遅くなることもあります。

なぜ、筋肉ムキムキにならないのか？

端的にお伝えすると、ムキムキにするためのトレーニング方法と、速くなるためのトレーニングの方法が異なるからです。

当然、これまでトレーニングを行ったことがない方がウェイトなどのトレーニングを導入すると、「筋肉がついた」という現象が起こるので、筋肉がついてくることもあります。

ただ、導入的なトレーニングを終えたところで、目的に合わせてトレーニングを調整していきます。
例えば、「速く走りたいと」いう目的を持つ方に対しては、速くなるための強度と回数のトレーニングに移行していくのです。

筋肉ムキムキになるためには、ムキムキのになるためのトレーニング強度や回数、セット数があります。つまり、ムキムキにはならないし、早くなりたいという目的に合わせたトレーニングを行えば、ムキムキにはなれないのです。

なぜ、筋肉がついても遅くならないか？

例えば、スクワットというトレーニングをがんばって行ったとします。その結果、筋肉がついて、力もついて、スクワット動作のパワー発揮が今まで以上に増えています。

もしもここでトレーニングを終えたとすれば、筋肉がついたことで身体が重くなって、走るスピードが遅くなってしまう人も出てくるでしょう。（そうでない人もいるのですが）

なぜならば、そのトレーニングで得た成果は、「スクワット動作が上手になったこと」だけだからです。つまり、その筋肉がランニング動作に関与できていない状態なのです。

速く走れるようになりたい方や、トレーニング成果をランニングにつなげていきたい方にとって重要なのは、鍛えた筋肉をどう活かしていくかです。

ついた筋肉や発揮できるパワーをランニング動作に結びつけられるトレーニングができれば、走るのが遅くなることはありません。ウェイトトレーニング後に、（速く）走るためのトレーニングや練習を行っていけば、むしろスピードアップが可能です。

これらの理由で、
トレーニングする→筋肉モリモリになる→走るのが遅くなる
という現象は起こりません。

加えて、TREATでは、トレーニングにお越し頂いている方に対しては、ニーズや問診、動作のチェックで得られた情報を基に、その人に合ったトレーニングを実施していきます。

必ずトレーニングを実施していく前に、向かうべき方向性を確認し、トレーニングを受けて頂いている方々にも納得して頂いた上で進めていきます。

トレーニングを始める時にはぜひ、専門家に相談して始めると良いと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます！