TREATの箱山です。
走り始めた時、朝起きてベッドから立ち上がる一歩目など足裏の痛みに悩まされた経験を持つ人は多いのではないでしょうか?
ランナーの多くが経験する足裏の痛みが”足底腱膜炎”です。
足底腱膜炎の原因とは
足底腱膜は踵から指先まで伸びている強靭な腱の膜です。
主な役割としては足部のアーチを保持し接地した時の衝撃を和らげます。
この足底腱膜がランニングなどにより繰り返し牽引されることで微小な断裂や炎症を引き起こし、痛みが生じます。
症状は走りはじめの痛み、起床後の歩きはじめに痛みを感じることがあります。
特に踵の腱付着部付近に痛みが生じることが多いです。
原因として考えられるものに、
・練習量の増加や体重の増加による足底腱膜への負荷が増加する
・足底の筋の柔軟性の低下
・扁平足や回内足などのマルアライメント
が考えられます。
この他にバイオメカニクスという点で考えると、ランニングフォームで身体の下よりも前で接地してしまうオーバーストライドにより足底腱膜に伸張性のストレスがかかることが考えられます。
痛みのあるところをマッサージすると逆効果になることも
足裏が痛いからとその痛い部分を自分でマッサージしたり、ゴルフボールや青竹踏みなどで刺激してしまうと炎症が起こっていた場合、逆に炎症をひどくしてしまう場合があります。
足底腱膜炎の場合、下腿の筋肉が張ってしまうことが多くあります。
痛みのある部分は少し慎重にケアしていきながらそのほかの部分はどうなっているか?を確認していきながらセルフケアをしていただければと思います。
痛みが抜けてきたところで日常的に足裏をケアしていくことをおすすめします。
足底の痛みが長引いてしまう場合には一度専門家に診てもらうことをおすすめします。
セルフケアの際、僕が使用しているツールはRAD ROLLERというものです。
3種類の硬さから自分の使用する用途や場所によって選ぶことができます。
足裏だけでなく全身に使えるので日常的にセルフケアで使用しています。
足裏の場合には体重をかけて刺激していきます。
接地を繰り返すランニングでは地面への接地の際に足底には衝撃が加わることから、足底腱膜炎は長引きやすいケガであると言えます。
ケガを長引かせてしまう前に対処していくことが大切です。
痛みの原因によっては、ランニングドリルなどでランニングフォームに介入していくことで動きが改善され、痛みが解消していくかもしれません。
TREATでは、一人一人の目標や目的、現在抱えている症状や悩みに対して問診や動作のチェックを行い、その人に合ったトレーニングや治療を提案しています。
足底腱膜炎やランニング障害を長引かせてしまっている方はぜひ一度ご相談ください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。